阪南スカイタウンの事業主体である大阪府住宅まちづくり部タウン推進局(以下、タウン推進局)、基礎自治体である阪南市、地元3自治会及び住民が、まちの成熟促進に向けて1つのテーブルについて協議するためのプラットフォーム形成を支援する。推進にあたっては大学と連携し、まちづくりの先進事例の共有や未利用地活用アイデア提案などを行う。
昨年度実施したアンケート結果について、自治会役員と共有、全住民対象の報告会を実施することで、スカイタウンの現状・課題を共有し、将来のまちづくりについて協議するプラットフォームの形成を進める。
アンケート結果により、未利用地活用に積極的な住民が一定数存在することが確認された。活用アイデアをとりまとめるアイデア・ワークショップの実施や、住民活動において中心人物となってくれそうな人材の発掘などを通して、活動母体づくりを支援する。
今年度の成果をふまえ、来年度以降の事業推進の方向性の提案を行う。
未利用地の活用を進めるにあたっては、アイデア・ミーティング等で住民のニーズの高かった「農」の活動場所として利用するとともに、隣接する公園スペースに、コミュニティ・カフェ空間を社会実験的に運用することで、未利用地の活用(府の意向)や、まちづくり協議会設置(阪南市の意向)を合わせて実現していく展開が考えられる。
必要な資金については、地域密着型クラウドファンディング、ふるさと納税、市民協働事業提案制度等の組み合わせによって、捻出するやり方が考えられる。