本年度の目的は、阪南スカイタウンの持続可能な成熟促進に向け、ステークホルダーが1つのテーブルについて協議を進めるためのプラットフォーム形成に着手することとする。プラットフォーム形成に向けた本年度の手法、進め方を以下に示す。
(1)大学間連携の大学及び学生による現地へのアプローチを実施し、住民とのコミュニケーションを図る。
→現地調査・夏祭り参加・自治会会議出席
(2)阪南スカイタウンの住民へアンケートを実施し、本業務の今後の展開の検討材料となるデータを収集するとともに、住民が地域課題に触れるきっかけを作る。
→地元3自治会と連携した全戸アンケート実施
(3)大学間連携が持っている知の集積機関としての公平性・客観性や、集団で活動可能な機動性、中長期の視点に立った歴史性・社会性・地域性を鑑みた提案力などを的確に引き出すことによって、各ステークホルダーにおける、地域課題認識や連携の重要性に対する機運醸成を図り、将来的には、まちの活性化へ向けた活動につなげることを目指す。
→アンケート実施/集計・取りまとめ報告
昨年度は地域課題検討に向けたプラットフォーム形成の可能性を事前に調査し、本年度は実際に行動を起こし、プラットフォーム形成のきっかけを作る初動期だったと言える。
大学間連携による現地調査・夏祭りや役員会議への参加・全戸アンケート実施により、地元自治会が阪南スカイタウンの現状を改めて認識し、その未来について考える契機となるなど、プラットフォーム形成の端緒についたと言うことができる
全戸アンケート実施により、阪南スカイタウンの現状と、検討すべき事項等について住民と共有することができた。これは今後のプラットフォームへの住民参画の契機になるものと捉えることができる。今後、地域課題検討に向けたプラットフォーム形成とさらに推進する方向性を目指す。