プロジェクト
安威川ダム周辺整備 H26

目的

大阪府では、淀川水系安威川の茨木市北部に治水ダムとして安威川ダムを建設予定です。ダムの周辺を整備するにあたり、基本方針に基づき多様なステークホルダーが集まるプラットフォームを構築し、それぞれの活動に関わる課題を抽出し、課題に対する解決策を検討すること、あるいは具体的な活動へと発展させながら、ダムのファンを増やすことを目的としています。そしてダム周辺で多様な活動が繰り広げられ、「未来につなぐ美しい自然、創造と交流の湖畔の里」が創造されることを目指します。

概要

平成26年度は、大阪府、茨木市に加えて大学や芸術系・教育系NPO、茨木市観光協会等の多様なメンバーが参画しているファンづくり会、市民ワークショップの実施を重ね、ミニイベント(AIGAWA FES)を開催しました。 今後も以下の点をキーポイントし、展開することを検討することとしています。
  ・ファンづくり会コーディネート
  ・市民ワークショップ
  ・ミニイベント(安威川フェスティバル)
  ・マスコットキャラクター




ファンづくり会コーディネート

ダムは治水だけでなく、自然環境の提供や地域の活動の舞台になったりと、たくさんの恩恵をもたらしてくれる可能性があります。その可能性を引き出すための会をファンづくり会としました。
ダム建設中の段階から地域づくりのアイデアを出し合い議論することにより、一層府民のニーズにマッチした地域づくりを目指し、ダムやその周辺地域について、活用したい、保全したいなど、魅力を感じて集まってこられる方を「ファン」と名付け、ダム完成後によりよい環境を整えることや更なるファンを増やすことを目的としました。

市民ワークショップ

平成26年度地元ワークショップを開催するにあたっての趣旨・ねらいとして、以下の2点を設定しました。

①地域(ダム周辺地域)の将来像に向けた地域資源の保全・活用プログラムを立案し、実施することで魅力あるダム周辺の保全・活用を図る

・平成25年度地元ワークショップの成果を踏まえて、地元住民同士が、将来像に向けた地域資源の保全・活用プログラムを立案し、実施する日を平成26年11月16日(日)と定め、そのイベント名称をAIGAWA FES 2014とし、ダム周辺環境の地域資源の保全・活用を実施する。

・平成25年度地元ワークショップの成果を踏まえて、地元住民同士が、将来像に向けた地域資源の保全・活用プログラムを立案し、実施することを、ダム周辺環境の今の生活にあった魅力を確認、共有するとともに、地域内の交流を図り、魅力あるダム周辺の保全・活用へとつなげる住民同士の協働の第一歩とする。

・地域で求められる将来像、それを満たすための地元住民ができること、地元住民がしたいことを整理することで、ダム周辺の保全・活用のために、地元住民ができること、地元住民が持っていないスキルを持つ人と協働を進めることを明らかにする。

②ダム周辺の保全・活用に関心を持つ人を育てる
・ダム周辺の地域資源の保全・活用を立案、実施し、ワークショップに参加しない地元住民、地域外の人々に訪れてもらうことを通じ、それらの人々にダム周辺環境の保全・活用について関心をもってもらう、その「きっかけづくり」を行う。ダム周辺環境の魅力・保全方法・活用方法とその行為が目指すものの広域住民に対する浸透を図る。

・AIGAWA FES 2014にて、ダム周辺の地域資源の保全・活用を実施することによって地域住民の機運を高め、改善点を住民主体で明らかにすることにより、次年度以降の住民活動プログラムの道筋を見出すことを図る。

ミニイベント(安威川フェスティバル)

安威川ダム及び周辺の「活用と保全」に向けたプラットフォームづくりの具体的アクションとして、「安威川フェスティバル2014」を安威川ダムファンづくり会が主体となって開催しました。
安威川フェスティバルは、「出会いの場としてのダムをめざして」をコンセプトに、安威川ダム周辺地域の活動と、下流市街地の活動を一堂に出会う場として設定しました。また、フェスティバルのプログラムは、地元6地区(車作、大岩、生保、大門寺、桑原、安威)の住民が中心となったワークショップで抽出されたニーズによって組み立てました。


参考URL

Copyright © Enokojima Art, Culture and Creative Center, Osaka Prefecture. All Rights Reserved.