当センターは、子どもの目線に立った病院環境づくりに取り組んでいるが、利用の多いロビースペースが殺風景であること(1年間にロビーを通る患者の数は約150,000人)、患者及びその家族等のケアを行う多くのボランティアが活動する拠点が狭い(ボランティアの数は約150 人)など、いくつかの課題が生じていたので、関係者へのヒアリングやワークショップによってとりまとめた病院環境改善の方向性に基づき、アートやデザインを用いたロビースペースの改修へ向けた具体的な条件整理、デザイン募集要項の検討等を行いました。
医療関係者やボランティア、患者さんから病院全体の医療環境に係る問題点や夢などをヒアリングし、ロビースペースを含む医療環境全体を改善する方向性を整理するとともに、ロビースペースの改善プランの提案を行いました。
子どもの見守りや、遊びをサポートするボランティアが快適に活動でき、効率的に作業等を実施できる空間のあり方について、具体的に調査しました。調査の方法としては、ボランティアの代表に対し、ヒアリング調査を実施しました。
・ボランティア活動が、病院に来られる方々に注目されること(見える化)
・夏暑く、冬寒い光庭の空調改善や展示スペースの改善(快適化)
・狭い場所での活動、動線交錯の問題解決等(効率化)