・プラットフォーム手法への関心を惹き起こすこと、そして、プラットフォーム形成支援事業という新しい取組について、広く知っていただくため、平成25年11月15日に中之島公会堂で「Osaka Creative Forum〜新しいパブリックの形はここにある:プラットフォーム形成支援事業の試みと可能性」を開催し、これまで実施してきた事業の各プロジェクトの内容、そして事業の理念について周知を図りました。
・前半では、ブライアント・パークなどニューヨークの2つのB I D(ビジネス改善地区)に対し、20 年にわたって緊密に関わってこられたノーマン・ミンツ氏に、その現状や制度の意義・課題について語っていただくとともに、コミュニティーが支える公共空間の仕組みを創造・維持管理するニューヨークのNPO法人プロジェクト・フォー・パブリックスペースにおけるミンツ氏の活動についても紹介いただきました。また、全国各地でまちづくり等の分野で先進的活動を実践されている西村浩氏(建築家/ワークヴィジョンズ代表)、山崎亮氏(コミュニティー・デザイナー/ studio-L代表)、忽那裕樹氏(ランドスケープ・デザイナー/株式会社E-DESIGN代表)に各自が取り組む先進事例について紹介いただきました。
後半では、「クリエイティブに都市の課題を解決する方法」と題して、アメリカと日本との法制度の違いや、プロジェクトの初動期における人の巻き込み方・キーパーソンの見つけ方など、プラットフォーム手法のメソッドについて白熱した議論が行われました。
・参加者は、学生や専門家、行政関係者(府・大阪市・堺市・豊中市・東大阪市・福岡市・静岡県・岡山市・倉敷市)、大学関係者、企業(ゼネコン、ランドスケープ系、鉄道系等)など多岐にわたり、定員の150名があっという間に埋まるなど、幅広い層の関心の高さが窺われました。