大阪府が「おおさかカンヴァス推進事業」や「プラットフォーム形成支援事業」で蓄積した、公共空間活用のノウハウや理念等を府域に活かすこと。また、府内市町村における地域課題への取り組みを、アートやデザインを活用して技術的に支援することを目的としています。
・人口減少と超高齢化が進展するなか、過度に自家用車利用に依存することなく、徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携した適切な役割分担のもと、持続可能な交通社会と望ましい都市像の実現を図ることが求められる
・「既存交通インフラの有効利用」や「限られた財源ので効果的な交通施策の実施」のために、人々の意識に働きかける「コミュニケーション施策」と「交通システムやその運用の改善」をバランス良く進めていく、モビリティ・マネジメントが求められている
・徒歩、自転車、自動車、公共交通の適切な利用をはかり、持続的でバランスのよい交通社会を実現する考え方であるモビリティマネジメントを、広く市民へ啓発する方法が求められる
多様な主体の参画・人材の育成をめざす『モビリティマネジメント啓発プログラム導入』
・NPO団体、電鉄・バス事業者、商工会議所等が参画するプラットフォームを形成
・交通すごろくの改良版を制作
・『モビリティマネジメント啓発プログラム』のモデル実施
・地域の現状と課題の把握
・改良版交通すごろくを制作
・『モビリティマネジメント啓発プログラム』のモデル実施
・ステークホルダーの整理
・小学3、4年生以上を対象とし、子どもたちが楽しみながら学べるものとする
・交通すごろくを実施する担い手不足を解決できるルールの設定
・小学校などでモビリティマネジメントを実施してもらう
・モビリティマネジメント啓発
・公共交通利用促進に繋げる
枚方市へのヒアリングを通して、これまでに交通施策や地域での交通プログラムに参加しているNPO団体やバス会社、電鉄会社、商工会議所をモビリティマネジメントプラットフォーム(MMPF)メンバーとした
モビリティマネジメントプラットフォームで出た各メンバーからの意見を反映し、改良版交通すごろくを制作できた。
交通すごろく”は以下のセット内容となっており、10セット製作。(以下は交通すごろくセット内容)
・交通すごろくの盤(B2サイズ※B4サイズに折りたためるように加工)
・学びカード:車用とバス用(20枚)
・バス、車カード(6枚)
・コマ(6個)
・ふりかえりシート
・子ども用説明書
・ファシリテーター用手引書
[モビリティマネジメントプラットフォームの様子]
・北部エリアの資源をつなぐ仕掛けが十分といえない。(ネットワーク)
・北部エリアを巡る資源のコンテンツが十分に知られていない。(プロモーション)
・来訪者のためのインフラ施設が十分といえない。(滞留の仕掛け不足)
・北部エリアの魅力アップへの仕掛け
茨木市は山間部と都市部が近いこと(価値)の再認識
都市部と山間部の双方のメリットを生かした暮らしの可能性を検討
山間部での滞留、滞在のきっかけづくり
※デュアルライフとは、都市と農山漁村が双方向で行き交うライフスタイル。 二域居住。
ここでは茨木市の市街地と山間部双方を楽しめるライフスタイルを指しています。
・地域の現状と課題の把握
・北部エリアの魅力アップへの仕掛け
・サイクリングをきっかけとしたネットワーク構築
・サイクリングを通したプロモーション用媒体の制作
・バランスある市街地と山間部のステークホルダー整理
・ステークホルダーが交流と発信をしながら発展するプラットフォームづくり
・発信する先を見据えた媒体の制作
・地域の需要に合わせたルートの検討
・地域の担い手や協働者の獲得につながる、地域の顔が見える内容構成
・茨木産のバイクラックの製作
・本格的な実施に向けての調査
・市街地と山間部、地域と参加者の交流
・地域の人たちの参加
市街地にあるカフェモカやKURASHI サイクル、山間部にある里山センターや忍頂寺スポーツ公園竜王山荘等の方々がプラットフォームメンバーとなり、個々が抱えている課題について共有でき、また、その課題についての解決の方向性を検討することができた。また、都市部と山間部をつなげるサイクリングツーリズムについてプロモーション用媒体の提案など、各者から前向きな様々な意見が出され、今後につながるプラットフォームを構築できた。
プラットフォームを結成したことで、各団体さんや施設等が交流を図り、連携を強化できる体制を構築した。また、サイクリングツーリズムの実施に向け、プラットフォームにサイクル部会を設置した
冊子や動画が山間部での滞留、滞在のきっかけとなるよう、茨木市は山間部と都市部が近いこと(価値)の再認識をしてもらい、北部エリアの魅力が伝わる冊子の制作を行った。制作にあたっては、単なる施設やエリア紹介にとどまらず、そこで暮らし、活動する人々にスポットを当て、顔が見える媒体制作に注力し、今後の担い手などプラットフォーム拡充につながるものとすることを目指した
サイクリストのマナーについて一部の地域の方が懸念しており、地域の需要に合わせた施設や暮らしの紹介とし、冊子には敢えてルートを掲載しないこととした
[プロモーション用媒体]
■冊子(仕様内容:横A4サイズ32P、1,000分印刷)
■動画(4分程度)