時計

時計

1932年、リノカット、銅版凸版、紙、26.5×34.0cm

作品の中心に据えられている時計は写実的で、 グラフィックに処理されたた両手とは対照的です。この時計の部分が写真製版で刷られており、 他の部分はリノカットで処理されています。このことで、手で彫った暖かみのある線に、 写真の硬質な線が混在することになり、 平坦な画面にリズムが生まれています。
close